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CommliteマウントアダプターCM-ENF-E1 PROについてレビューします。このページではシグマレンズに接続した際の動作状態についてまとめています。
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機材レビュー No.0002 (Write 2022/9/19)

マウントアダプター Commlite CM-ENF-E1 PRO その2 SIGMA編

これまで使用していたカメラメーカーから別のメーカーに乗り換えた際などに、いままで使っていたメーカーのレンズを他のメーカーのカメラボディに接続できるマウントアダプターはレンズ資産の有効活用ができるとして注目を集めていますが、メーカーの垣根を越えるこのような製品は日本の正規カメラメーカー・レンズメーカーから発売されている例はわずか(SIGMAのMC-11など)にすぎず、大部分は中華製の怪しい製品を使うことになる。動作状況などはまったく信頼できないため購入すべきかどうか悩んでいる人も多いと思われますので、当方が使用・確認できた範囲で動作状況をお伝えいたします。

当記事ではNikon FマウントのレンズをSONY Eマウントのボディに電子接点をも接続できるというCommliteのCM-ENF-E1 PROの動作確認テスト結果をまとめてみました。「その2」ではSIGMAのNikonマウントレンズ、かなり古い70-200F2.8EX DG、および同時期の製品APO 50-500F4-6.3EX DG、超広角ズームの10-20F3.5-5.6EX DCでのテスト結果をまとめています。

▲CM-ENF-E1 PROを介しSONY α6500とSIGMA70-200F2.8EX DGを接続した様子

電子接点を有するマウントアダプターの役割は大きく2つあり、1つはフォーカスの制御、そしてもう1つは絞りの制御。SIGMAでCANONマウントをSONYマウントに変換するMC-11が発売されているのにNIKONマウントに変換する製品が出ない理由に、NIKONのレンズは絞りの制御が難しいというのがあるようです。したがって、そのあたりを重点的に検証する必要があります。

今回はCommliteの動作確認表にも掲載されていない古いレンズのテストとなりますので、興味深いところです

まずはSIGMA 70-200F2.8EX DGについて下記動画をご覧ください

このSIGMA70-200F2.8EX DGは2006年に購入したかなり古いレンズで、Nikon D750やD7000などに接続しライブビューでピントを合わせようとしても合わない仕様です。そんなレンズがメーカー外のカメラからライブビューで動くはずないだろ!と最初は思っていました。

ですが、結果は意外なものとなりました!

ワイド端からテレ端まで、ピントはバッチリ合わせてくれますし、絞り制御の狂いもなく適正露出で撮影できました!ライブビューを使用して撮影する場合は、NIKON機よりもこちらのSONY機でのほうが活用できそうな結果です。古い資産を活用できるというマウントアダプターの能力が最大限発揮されたかたちとなりました。

▲SIGMA70-200F2.8EX DGに2倍テレコンを接続した様子

この70-200のレンズにはテレコンが接続できますので1.4倍テレコンおよび2倍テレコンも接続して試してみました。以下の動画をご覧ください。

テレコンを接続すると1.4倍テレコンなら1段、2倍テレコンなら2段、暗くなりますが、どうやらそれに対応できないようで、全体的に1.4倍テレコンは1段、2倍テレコンは2段、暗めになってしまいました。つまりカメラ側でF8に設定して撮影した場合、2倍テレコンを装着しているときはレンズ側の絞りはF4相当で開かなければならないわけですが、そういった計算ができずレンズ側もF8になってしまっているのでしょう。その特性を理解していれば使えなくもないのですが、絞りF8で撮影したはずなのに2段暗くなってしまうということは実質F16で撮影してるということになり、シャッター速がかなり遅くなってしまいます。あまり実用的ではありません。

ピントも、望遠になればなるほど合いにくくなってきます。

α6500 + CM-ENF-E1 PRO + SIGMA 70-200mmF2.8EX DG
焦点距離フォーカス(AF-S)絞り制御
70mmOK適正
112mmOK適正
200mmOK適正
α6500 + CM-ENF-E1 PRO + SIGMA 70-200mmF2.8EX DG x1.4
焦点距離フォーカス(AF-S)絞り制御
100mmOKアンダー(1段以上)
220mmOKアンダー(1段以上)
280mm合わないアンダー(1段以上)
α6500 + CM-ENF-E1 PRO + SIGMA 70-200mmF2.8EX DG x2
焦点距離フォーカス(AF-S)絞り制御
140mmOKアンダー(2段以上)
270mm合いにくいアンダー(2段以上)
400mm合いにくいアンダー(2段以上)

上の表は絞りF8で撮影した場合で、開放にしたときだけは露出は適正となるクセもありました・・・。いずれにしてもテレコンを挟んでの使用はかなり無理があると言わざるを得ません。

▲CM-ENF-E1 PROを介しSONY α6500とSIGMA APO 50-500F4-6.3EX DGを接続した様子

次にSIGMA APO 50-500mmF4-6.3EX DGでもテストしてみました

ピントについては超望遠域を除けば合うのですが、絞りの制御はうまくいかずアンダー気味になりますね。

α6500 + CM-ENF-E1 PRO + SIGMA APO 50-500mmF4-6.3 EX DG
焦点距離フォーカス(AF-S)絞り制御
50mmOK適正
100mmOKアンダー(1段)
200mmOKアンダー(1段)
370mmOKアンダー(1段)
400mm合わないアンダー(1段)
500mm合わないアンダー(1段)

▲CM-ENF-E1 PROを介しSONY α6500とSIGMA 10-20F3.5-5.6EX DCを接続した様子

次にSIGMA 10-20mmF3.5-5.6 EX DCでもテストしてみました

このレンズとマウントアダプターの相性は抜群で、ズーム全域でピント、絞りとも正確に動作しました!

α6500 + CM-ENF-E1 PRO + SIGMA10-20mmF3.5-5.6 EX DC
焦点距離フォーカス(AF-S)絞り制御
10mmOK適正
20mmOK適正

この10-20mmのレンズ、ファームアップすればNIKON機でライブビューはできるようなのですが、現時点ではファームアップしておりません。そんなレンズでもこのマウントアダプターを介せばSONY機でライブビュー撮影でき、このレンズもNIKON機で使うよりもSONY機でのが使えるレンズになったといえますね。